思考から行動に結びつける
得た情報を用いて自分の行動を変える
OUTPUTは重要だ。せっかく得た情報や知識も自分の頭の中に置いたままでは、現実世界に何の変化も起きていない。頭でっかちと言われる人の多くは、知識・情報の引き出しは大量にあるが、それらの情報を活用せず、行動にも起こさず、ただただ評価を下す傾向にある。最も重要なのは評価することではなく、得た情報を活用して、行動を変え、変化を起こすことである。それがOUTPUTだ。
OUTPUTの方法
OUTPUTの方法として代表的なものは、行動する・発言にする・書くである。この3つに共通しているのは、得た情報を自分の頭の中で一度整理して、自分から外へ発信するというプロセスを踏んでいる点である。
行動に起こすには、その知識を活用した行動は何なのか?頭で考え、どういう行動から初めて行くかを自分なりに考える必要がある。実際に新しい行動を取ることで新しい結果がもたらされ、貴重な一次情報も得ることが出来る。INPUTを自分の力に変える方法の中でも最も強力な手段である。
発言する・書くという手段も有効なOUTPUTである。どちらも得た情報を自分の言葉に変換させていくため、INPUTした情報を噛み砕く必要があり、知識として定着しやすい。本などでただ単に知識を吸収するだけでは、ほとんど頭の中に知識として残らない。情報は活用しないと忘れ去られるためだ。
得た情報から自分の行動を何か一つでも変化させることができないか?これを自問する習慣をつけていこう。OUTPUTを前提としたINPUTはかなり定着に結びつきやすい。
仕事を通してOUTPUTしていく
僕自身が実践しているOUTPUTは仕事中に新しい行動を取り入れることだ。
自己啓発本を初め多くの本から得る知識はあるが、皆さんはそれらの情報から、どれだけ自分の生活や行動を変化させ、結果を変えていくことが出来ているだろうか?
重要なのは知識を貯めることではなく、知識を活用して結果を変えることである。仕事は多くの人に取って、一日の大半を費やす時間だ。この時間を自分を変化させ、成長させる有効的な時間に変化させることができればかなり人生は有意義ではないだろうか?
その日得た知識を次の日の仕事の中で活かせないか?考えてみることだ。どんな小さな行動であってもいい。重要なのは昨日と違う思考で新しい行動をとったという事実だ。
もしもどこかの本で ”前向きさが重要” というキーワードを耳にしたのであれば、明日の仕事の中でどうすれば実践できるのかをリアルに考えてみる。普段の自分はどんな感覚で仕事をしているのか?どんな時に落ち込みやすいか?そんなときに前向きというキーワードを思い出すにはどうすればよいか?付箋を貼るのか、鏡を見て笑顔を取り戻すのか、方法は何でも良い。とにかく行動に移せるレベルまで細分化し、新しい行動をリアルに取ってみる。面白いことに、昨日には無かった新しい結果がついてくるし、新しい知識も感覚も得ることが出来る。
明日から思考を行動に結びつけ、違う日常を送っていこう。